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オフィスグリコの類似サービスにはどんなものがある?

オフィスの福利厚生として人気の「オフィスグリコ」ですが、類似サービスも数多く存在し、どれを選べば良いか迷っていませんか。本記事では、オフィスグリコの類似サービスを置き菓子、軽食・惣菜、健康志向といったカテゴリ別に網羅的に紹介し、料金や商品ラインナップ、導入条件を徹底比較します。この記事を読めば、自社の規模や社員のニーズに最適なオフィスコンビニサービスが明確になります。結論、各社の強みを理解し、自社の目的に合わせて比較検討することが、満足度の高い福利厚生を実現する鍵です。

Contents

オフィスグリコとはどんなオフィスコンビニサービスか

「オフィスグリコ」とは、江崎グリコ株式会社が提供する、置き菓子サービスのパイオニア的存在です。多くの企業で福利厚生の一環として導入されており、オフィス内に専用のボックスや冷蔵庫を設置し、従業員がいつでも手軽にお菓子や飲み物を購入できる環境を提供します。わざわざコンビニまで足を運ぶ必要がなく、小腹が空いた時や気分転換したい時にすぐに利用できるため、従業員満足度の向上に直結するサービスとして人気を博しています。この章では、類似サービスと比較検討する前に、まずは基本となるオフィスグリコの仕組みや特徴について詳しく解説します。

オフィスグリコの基本的な仕組み

オフィスグリコの基本的な仕組みは非常にシンプルです。まず、グリコの担当者がオフィスを訪問し、「リフレッシュボックス」と呼ばれる専用の陳列ボックスや、アイスクリームなどが入った冷凍庫を設置します。ボックスの中には、チョコレートやスナック菓子、ビスケットといったグリコの人気商品が豊富にラインナップされています。従業員は、好きな商品を自由に手に取り、備え付けの代金箱に現金を入れるか、指定のキャッシュレス決済で購入します。商品の補充や代金の回収、ラインナップの変更は、定期的に巡回するグリコのサービススタッフがすべて対応してくれるため、導入企業側に管理の手間はほとんどかかりません。この手軽さが、オフィスでのリフレッシュタイムを支え、偶発的なコミュニケーションが生まれるきっかけにもなっています。

オフィスグリコの料金体系と利用の流れ

オフィスグリコの最大の魅力の一つが、その料金体系です。導入する企業側にとって、設置に伴う初期費用や月額の利用料は原則として無料です。費用が発生するのは、従業員が商品を購入する時のみ。商品は1個100円からという手頃な価格設定になっており、福利厚生でありながら従業員の個人負担で運用されるのが基本です。支払い方法は、カエルの貯金箱が目印の代金箱への現金投入が伝統的ですが、近年ではPayPayなどのQRコード決済に対応した「キャッシュレスプラン」も登場し、利便性がさらに向上しています。導入までの流れも簡単で、Webサイトから申し込み後、担当者と設置場所やプランについて打ち合わせを行い、最短で約1週間後には利用を開始できます。手軽に始められる点が、多くの企業に選ばれる理由です。

オフィスグリコを導入するメリットと注意点

オフィスグリコを導入するメリットは多岐にわたります。最大の利点は、従業員満足度の向上です。休憩時間にリフレッシュできる環境は、仕事の生産性向上にも繋がります。また、お菓子を選ぶ際に自然と会話が生まれるなど、部署や役職を超えたコミュニケーションの活性化も期待できます。企業にとっては、低コストで手軽に始められる福利厚生施策として非常に魅力的です。一方で、導入にあたっての注意点も存在します。まず、ボックスや冷凍庫を置くための設置スペースと、冷凍庫の場合は電源の確保が必要です。また、提供される商品は基本的にお菓子やアイスクリームが中心となるため、健康志向が強い従業員や、軽食・食事の代わりを求める声には十分に応えられない可能性があります。自社の従業員のニーズとオフィスの環境を考慮した上で、導入を検討することが重要です。

オフィスグリコ類似の置き菓子サービス一覧

オフィスグリコは置き菓子サービスのパイオニア的存在ですが、現在では様々な企業が特色あるサービスを展開しています。ここでは、オフィスグリコと類似した「置き菓子・オフィスコンビニ」サービスを、企業のタイプ別に分けてご紹介します。自社の規模や従業員のニーズに合ったサービスを見つけるための参考にしてください。

大手コンビニ系オフィスコンビニサービス

誰もが知る大手コンビニエンスストアも、法人向けのオフィスコンビニサービスを提供しています。最大の魅力は、お馴染みの人気商品がオフィス内で手軽に購入できる点と、大手ならではの安心感です。お菓子やドリンクだけでなく、おにぎりやパン、サンドイッチといった軽食が充実しているのも特徴で、従業員のランチ需要にも応えることができます。普段から利用しているコンビニの商品が揃っているため、従業員の満足度も高まりやすいでしょう。設置にはある程度のスペースや利用人数が条件となる場合がありますが、福利厚生としてのインパクトは大きい選択肢です。

セブン-イレブン「セブン自販機」「ぷちコンビニ」

セブン-イレブンでは、自動販売機形式の「セブン自販機」と、専用什器を設置する「ぷちコンビニ」を展開しています。セブンプレミアムをはじめとするオリジナル商品や、おにぎり、パン、サンドイッチなどが24時間購入可能です。特に自販機タイプは現金や電子マネー決済に対応しており、管理の手間が少ないのが利点です。

ファミリーマート「オフィスファミマ」

ファミリーマートが提供する「オフィスファミマ」は、専用の什器(ボックス)をオフィス内に設置するサービスです。ファミチキなどのホットスナックはありませんが、「ファミマル」ブランドのお菓子やカップ麺、ドリンクなど、人気商品を中心にラインナップされています。キャッシュレス決済にも対応しており、小規模なスペースから手軽に導入できるプランが用意されています。

ローソン「プチローソン」

ローソンの「プチローソン」は、オフィスの一角に小さな売店を設置するサービスです。お菓子やドリンクはもちろん、からあげクンなどの一部の人気商品も提供可能な場合があります。Pontaポイントが貯まる・使えるなど、ローソンならではのサービスと連携している点も従業員にとっては嬉しいポイントです。

中小企業向けの置き菓子サービス

従業員数が比較的少ない中小企業や、限られたスペースでも導入したいというニーズに応えるサービスも豊富に存在します。多くは初期費用や月額固定費が無料で、省スペース設計なのが大きなメリットです。商品ラインナップは各社で特色があり、健康志向のものからユニークなスナックまで様々。気軽に始められて、従業員のコミュニケーション活性化にも繋がるため、福利厚生の第一歩として非常に人気があります。

おふぃすこんびに

「おふぃすこんびに」は、その名の通りオフィス向けの小規模コンビニサービスです。初期費用や月額利用料が無料で、コンパクトな専用ボックスを置くだけで始められる手軽さが魅力。スナック菓子からカップ麺、ドリンクまで、バランスの取れた品揃えで、小規模オフィスや部署単位での導入に最適です。

KIRIN naturals(キリン ナチュラルズ)

飲料メーカーのキリンが提供する「KIRIN naturals」は、健康をテーマにした福利厚生サービスです。野菜ジュースやスムージー、健康志向のスナックなど、従業員の健康を気遣う商品ラインナップが特徴。「健康経営」を推進したい企業にとって、非常に親和性の高いサービスと言えるでしょう。ドリンクサーバーの設置なども可能です。

オフィスペイ

「オフィスペイ」は、完全キャッシュレス決済に対応した無人コンビニサービスです。専用のタブレットと商品棚を設置し、従業員はスマートフォンや社員証で決済します。現金管理の手間が一切かからないため、総務担当者の負担を大幅に軽減できるのが大きな特徴です。多様な決済方法に対応している点も現代の働き方にマッチしています。

軽食や惣菜に強いオフィスグリコの類似サービス

オフィスグリコは手軽なお菓子やアイスが中心ですが、従業員のランチ需要や健康的な食生活をサポートしたいというニーズに応えるため、近年では軽食やお惣菜に特化したオフィス向けサービスが注目されています。これらのサービスは、社員食堂を設置するスペースやコストがない企業でも手軽に導入でき、「ぷち社食」として従業員の食事環境を劇的に改善する可能性を秘めています。ここでは、ランチの選択肢を広げ、従業員満足度の向上に直結する、食事系に強いオフィスコンビニサービスを具体的にご紹介します。

オフィスおかんのサービス内容と料金

「オフィスおかん」は、株式会社OKANが提供する、いわば「置くだけ社食」サービスです。管理栄養士が監修した健康的で美味しいお惣菜が、1品100円からという非常に手頃な価格で購入できるのが最大の特徴です。専用の冷蔵庫と電子レンジを設置するだけで、主菜、副菜、ごはんまで揃っており、従業員は好きな組み合わせでバランスの取れたランチを楽しむことができます。毎月20種類以上のメニューが入れ替わるため、飽きずに利用し続けられる点も魅力です。料金体系は、企業の規模や利用頻度に応じた月額のサービス利用料と、従業員が支払う商品代金で構成されています。企業が福利厚生として費用の一部を負担することで、従業員はより手軽に健康的な食事を摂ることが可能になり、健康経営の一環としても高く評価されています。

オフィスでやさいのサービス内容と料金

「オフィスでやさい」は、株式会社KOMPEITOが運営する、新鮮な野菜やフルーツ、健康的なお惣菜をオフィスに届けるサービスです。プランは大きく分けて2つあり、サラダやカットフルーツ、スムージーなどを中心とした「オフィスでやさい」と、無添加や国産食材にこだわったお惣菜がメインの「オフィスでごはん」から選べます。特に、普段の食事で不足しがちな野菜を手軽に摂取できるため、健康意識の高い従業員から絶大な支持を得ています。こちらも専用の冷蔵庫や冷凍庫を設置するだけで始められ、商品は一つ100円から購入可能です。料金は月額の利用料が発生する仕組みで、企業の福利厚生予算に応じて導入プランを柔軟に選択できます。従業員の健康を食事面からダイレクトにサポートしたいと考える企業にとって、最適なサービスの一つと言えるでしょう。

冷凍食品や弁当を扱う社食代替サービス

オフィスおかんやオフィスでごはん以外にも、冷凍食品や弁当に特化した社食代替サービスが数多く存在します。例えば、管理栄養士監修の栄養バランスが整った冷凍弁当をストックできる「TAVENAL(タベナル)」や、全国の有名ベーカリーから届く本格的なパンを冷凍で楽しめる「パンフォーユーオフィス」など、多様なニーズに応えるサービスが登場しています。これらのサービスの強みは、冷凍保存により長期間ストックが可能で、フードロスの削減にも繋がる点です。また、電子レンジで温めるだけですぐに食べられる手軽さは、忙しい従業員にとって大きなメリットとなります。本格的な社員食堂の導入が難しい中小企業でも、これらのサービスを活用すれば、低コストで食事の選択肢を大幅に増やし、従業員の満足度向上に貢献できます。

健康志向の商品に特化したオフィス向けサービス

近年、従業員の健康を重要な経営資源と捉え、戦略的に投資する「健康経営」への注目が高まっています。この流れを受け、オフィスで提供される食事サービスも、単なる空腹を満たすものから、従業員の健康をサポートする役割へと進化を遂げています。オフィスグリコの手軽さはそのままに、よりヘルシーな選択肢を提供するサービスは、健康意識の高い従業員から大きな支持を集めており、企業の福利厚生の新たなスタンダードとなりつつあります。

オフィスでやさいに代表されるヘルシー系サービス

健康志向のオフィス向けサービスの代表格が、新鮮な野菜やフルーツを提供するサービスです。特に有名な「OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい)」は、オフィスに設置した専用冷蔵庫に、サラダ、カットフルーツ、スムージー、健康的な惣菜などを定期的に届けてくれます。従業員は1品100円からという手頃な価格で、いつでも新鮮な野菜を摂取できるのが最大の魅力です。外食やコンビニ弁当では不足しがちな栄養素を手軽に補えるため、食生活が乱れがちな従業員の健康維持に大きく貢献します。忙しい業務の合間にリフレッシュできるだけでなく、健康的な食生活への意識向上にも繋がり、結果として組織全体の生産性向上も期待できるでしょう。

栄養バランスを重視したスナックサービス

オフィスグリコがお菓子中心であるのに対し、間食の内容そのものにこだわり、栄養価の高いスナックを提供するサービスも人気です。例えば「snaq.me office(スナックミーオフィス)」のようなサービスでは、人工添加物や白砂糖を使わない、素材の味を活かしたナチュラルなスナックを届けてくれます。ナッツやドライフルーツ、プロテインバー、グルテンフリーの焼き菓子など、ラインナップは多岐にわたります。罪悪感なく楽しめるヘルシーな間食は、従業員の心身の満足度を高めます。集中力が途切れたり、小腹が空いたりした際に、ジャンクフードではなく身体に良いものを選べる環境は、従業員のパフォーマンス維持に直結する重要な要素です。健康や美容への意識が高い従業員が多い企業には特に喜ばれる福利厚生と言えます。

従業員の健康経営とオフィスグリコ類似サービスの関係

健康志向のオフィス向けサービスを導入することは、単なる食事補助という福利厚生の枠を超え、企業が「健康経営」を実践しているという明確なメッセージになります。企業が従業員の健康に積極的に投資する姿勢は、従業員のエンゲージメント(仕事への熱意や貢献意欲)を高める効果があります。バランスの取れた食事は、心身のコンディションを整え、仕事のパフォーマンスを向上させる基盤です。「従業員を大切にする企業」という姿勢は、既存社員の定着率向上だけでなく、採用活動においても大きなアピールポイントとなります。健康的な食事環境の提供は、欠勤率の低下や医療費の抑制といった長期的なコスト削減にも繋がる可能性があり、企業と従業員の双方にとって価値のある投資と言えるでしょう。

オフィスグリコと類似サービスの比較ポイント

オフィスグリコをはじめとする置き社食サービスは、それぞれに特徴があり、自社に最適なサービスを見つけるためにはいくつかのポイントで比較検討することが不可欠です。料金体系から商品ラインナップ、導入の条件まで、多角的な視点から自社のニーズに最も合致するサービスを選び出しましょう。

料金とランニングコストの比較

オフィス向けコンビニサービスを比較する上で、最も重要な要素の一つが料金体系です。オフィスグリコのように、初期費用や月額のサービス利用料が無料で、従業員が購入した商品代金のみで運営されるサービスが主流です。しかし、類似サービスの中には、より高機能な冷蔵庫や冷凍庫のレンタル料として月額費用が発生するプランや、最低利用金額が設定されている場合もあります。初期費用や月額固定費が無料のサービスが多いものの、商品の価格帯や決済方法によって実質的なコストは変動します。商品の価格は1個100円からと手頃なものが多いですが、健康志向のスナックや食事系の惣菜などは200円〜500円程度と価格帯が上がります。また、現金集金だけでなく、交通系ICカードやQRコード決済などのキャッシュレス決済に対応しているかも確認しましょう。従業員の利便性は向上しますが、導入する決済システムによっては手数料が発生する可能性も考慮に入れる必要があります。

商品ラインナップと補充頻度の比較

従業員の満足度に直結するのが、提供される商品のラインナップと補充の頻度です。オフィスグリコは江崎グリコのお菓子やアイスクリームが中心ですが、類似サービスはそれぞれに強みを持っています。例えば、大手コンビニが運営するサービスでは、自社ブランドのパンやお弁当、淹れたてのコーヒーまで提供可能です。また、「オフィスおかん」のように管理栄養士が監修した惣菜に特化したサービスや、「オフィスでやさい」のように新鮮な野菜やフルーツを届ける健康志向のサービスも人気です。自社の従業員が求める商品カテゴリ(お菓子中心か、食事代替か、健康志向か)を明確にし、それに合ったラインナップと柔軟な補充体制を持つサービスを選ぶことが重要です。補充頻度は週1〜2回が一般的ですが、利用状況に応じて訪問頻度を調整してくれるか、また、品切れを防ぐためにIoT技術で在庫を遠隔管理しているかなども、サービス選定の重要な比較ポイントとなります。

設置スペースや電源など導入条件の比較

オフィスの物理的な環境も、導入できるサービスを左右する大きな要因です。まず確認すべきは、設置に必要なスペースです。オフィスグリコのようなお菓子専用のボックスであれば、デスクの片隅にも置けるほどコンパクトです。しかし、冷蔵ドリンクや冷凍食品、惣菜などを扱うサービスになると、小型冷蔵庫や冷凍庫、専用の什器を設置するスペースが必要になります。サービス各社のウェブサイトには必要な設置面積の目安が記載されているため、事前に確認が必須です。オフィスの広さやレイアウト、利用可能な電源の有無を事前に確認し、無理なく設置できるサービスを選ぶことが失敗しないための鍵となります。特に冷蔵庫や冷凍庫、キャッシュレス決済端末を導入する場合は、近くに電源コンセントが不可欠です。リフレッシュスペースや給湯室など、従業員が利用しやすく、かつ業務の妨げにならない場所に十分なスペースと電源が確保できるかを検討しましょう。

企業規模別に見た相性の良さ

企業の従業員数や事業所の数によっても、最適なサービスは異なります。例えば、従業員数が10名程度のスタートアップや中小企業であれば、初期費用や月額料金が無料で、省スペースに設置できるコンパクトなプランが適しています。最低利用人数の条件が緩やかなサービスや、小規模オフィス向けに特化したプランを提供している事業者を選ぶと良いでしょう。一方で、従業員数が100名を超えるような大企業や、複数の拠点を持つ企業の場合は、より幅広い商品ラインナップと大容量の什器を提供できるサービスが求められます。企業の従業員数やオフィスの特性によって、最適なサービスの規模やプランは大きく異なるため、自社の状況を客観的に把握することが重要です。大手コンビニ系のサービスであれば、全国の支社や営業所に一括で導入する際の対応力も高く、利用データを活用した満足度向上の提案を受けられる場合もあります。自社の規模感に合ったサポート体制やプランを持つサービスを選ぶことが、継続的な運用の成功につながります。

自社に合うオフィスグリコ類似サービスの選び方

オフィスグリコをはじめ、多種多様なオフィス向け軽食サービスが登場し、どれを導入すれば良いか迷ってしまう担当者の方も多いのではないでしょうか。自社の環境や目的に合わないサービスを選んでしまうと、利用されずにコストだけがかかるという事態にもなりかねません。ここでは、自社に最適なサービスを選ぶための具体的な4つの視点をご紹介します。これらのポイントを押さえることで、導入後のミスマッチを防ぎ、従業員満足度の向上に繋がる福利厚生を実現できます。

社員数と利用頻度から考える選び方

サービスの選定において最も基本的な判断基準となるのが、オフィスの規模、つまり社員数です。例えば、10名程度の小規模オフィスであれば、初期費用や月額固定費が不要で、小ロットから対応可能なサービスが適しています。一方で、100名を超えるような大規模オフィスでは、商品の消費スピードが速いため、豊富な商品ラインナップと安定した補充体制を持つ大手サービスが不可欠です。また、予想される利用頻度も重要な要素です。残業が多い職場や若手社員が多い環境では、軽食やカップ麺の需要が高まります。欠品が続くと社員の不満に繋がるため、補充の頻度や在庫管理システムの有無は必ず確認しましょう。逆に利用頻度が低いと見込まれる場合は、賞味期限の長い焼き菓子などを中心に扱い、無駄な廃棄が出にくいサービスが経済的です。まずは自社の社員構成と働き方の特徴を分析することが、最適なサービス選びの第一歩となります。

福利厚生予算から考える選び方

導入にかかるコストは、担当者にとって最も気になるポイントの一つでしょう。まず、サービスの利用料金を「企業が負担する」のか、「完全に社員の自己負担」とするのか、福利厚生の方針を明確にする必要があります。企業が費用を一部または全額負担する場合、月額料金を支払うことで商品を割引価格で提供できるプランは、従業員への強力なアピールになります。健康経営を推進したいのであれば、サラダやフルーツ、栄養補助食品などを会社負担で提供するのも有効な投資です。一方、社員の自己負担を基本とする場合は、初期費用や月額利用料が無料のサービスを選ぶのが大前提です。その上で、交通系ICカードやQRコード決済など、社員が手軽に利用できるキャッシュレス決済に対応しているかは、利用率を左右する重要な比較ポイントとなります。社員にとっての利便性と、企業としての費用対効果の両面から検討しましょう。

オフィスの立地環境から考える選び方

オフィスの周辺環境も、導入すべきサービスの種類を決定する大きな要因です。例えば、ビルの高層階や駅から離れた場所にオフィスがあり、周辺にコンビニや飲食店が少ない場合、お菓子だけでなくパンやお弁当、惣菜といった食事系のラインナップが充実したサービスの需要が高まります。これは「置き社食」として、ランチ難民問題を解決する一手にもなり得ます。逆に、都心部でランチ環境が充実している場合は、気分転換になるような少し贅沢なスイーツやドリンク、健康志向のスムージーなど、「わざわざ買いには行かないけれど、オフィスにあれば嬉しい」付加価値の高い商品を揃えるサービスが喜ばれる傾向にあります。また、オフィス内の設置スペースも忘れてはなりません。冷蔵庫や冷凍庫、常温の棚など、サービスによって必要な什器のサイズは様々です。設置したい場所に十分なスペースと、必要な電源が確保できるかを事前に必ず確認してください。

トライアル導入や複数サービス併用という選択肢

カタログやウェブサイトの情報だけでは、自社に本当にマッチするか判断しきれないこともあります。そんな時に有効なのが、トライアル(お試し導入)制度の活用です。多くのサービスが、無料または特別価格で一定期間サービスを試せるプランを用意しています。実際に導入して、社員の利用率や商品の人気、補充スタッフの対応などを直接確認することで、本格導入後の失敗リスクを大幅に減らすことができます。また、1つのサービスで全てのニーズを満たすのが難しい場合は、複数のサービスを併用するのも賢い選択です。例えば、基本のお菓子や飲料は「オフィスグリコ」でカバーしつつ、健康志向の社員向けに「オフィスでやさい」を導入するといった組み合わせが考えられます。異なる強みを持つサービスを組み合わせることで、より多くの従業員の満足度を最大化できるでしょう。ただし、管理が煩雑になる可能性もあるため、運用の手間と得られる効果のバランスを考慮して検討することが大切です。

まとめ

オフィスグリコをきっかけに、従業員満足度を向上させるオフィス向けの食の福利厚生サービスは、今や多様な選択肢が存在します。シンプルな置き菓子サービスから、「オフィスおかん」のような惣菜サービス、「オフィスでやさい」に代表される健康志向のサービスまで、その内容は企業の課題に応じて進化を遂げています。

自社に最適なサービスを選ぶ上で最も重要な結論は、料金や品揃えだけでなく、「従業員の健康を支援したい」「ランチ環境を改善したい」「コミュニケーションのきっかけを創出したい」といった導入目的を明確にすることです。企業の規模や従業員のニーズ、オフィスの立地環境によって、最適なサービスの形は大きく異なります。

適切なサービスを導入することは、単なるコストではなく、従業員のエンゲージメントを高め、生産性向上にも繋がる未来への投資と言えるでしょう。この記事で解説した比較ポイントや選び方を参考に、まずはトライアル制度などを活用し、自社の文化に合ったより良い職場環境づくりの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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